スネークポンプ

蛇のような形状のローター(オスねじ)がステーター(メスねじ)の中を上下しながら回転する(偏心する)事で、キャビティ―(空間容積)を連続的に生み出して、搬送する仕組みです。

ねじの数によって1軸ねじの他、2軸ねじ、3軸ねじのポンプも存在します。
最大の特長は、高粘度、スラリー搬送を定量供給できる事です。

スネークポンプの特長として「高粘度」「定量」「高圧力」「低剪断力」「スラリー」と様々なキーワードに対して強いポンプです。
我々の身近なもので考えると、下記のようなものがありますね。

「高粘度」
日本の食生活で欠かせない「味噌」。味噌のような高粘度のものを。24時間容器の入替をするとなると人力では到底無理ですよね。
そんな時に活躍できるポンプ。それがスネークポンプです。
その他、はちみつ、水あめ、クリーム等身近なもので「高粘度」はたくさんありますが、すべて対応可能です。

「定量」
調味液、化粧品等はどれも様々な液体を配合、混合していますね。この配合が少しでも変わると同じ製品でも違う味、違う性能、違う匂い
が出来上がると大変ですね。そんな時に「定量」が欠かせないポンプ。常に同量を移送できる、それがスネークポンプです。

「高圧力」
簡単に言うと、低いところから高いところへ物を移送しようとするとどうしても引力に逆らうので、それに負けない力が必要になりますね。
また配管の太さ、長さ、配管材質によっても必要な力が変わりますね。このような配管抵抗に負けない力を出せるポンプ。
それがスネークポンプです。

「低剪断力」
ヨーグルトやプリンを思い出して下さい。あの食べる感触をそのまま味わいたいけど、ポンプを通して形状が変わったら困りますよね。
形状をできる限り変えずに移送できる。それがスネークポンプです。

「スラリー」
移送液につぶつぶ、繊維、固形物、沈殿物が入っている物を一般的に「スラリー」「スラリー液」と言いますが、このような移送液は
ポンプで送ると「嚙み込む」「詰まる」の現象が発生します。それを解消できるのが、「容積式」ポンプ。スネークポンプです。

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